相続した実家を放置するとどうなる?リスクと対処法|大阪

相続した実家を放置するとどうなる?リスクと対処法

相続した実家に、誰も住んでいない。売るか貸すか決めきれないまま、気づけば数年が経っていた——。

そういう方は、とても多いです。責められることではありません。 実家には思い出があり、簡単に手放す決断ができないのは自然なことです。相続人が複数いれば、話し合いも進みにくいものです。

ただ、その「決められない期間」に何が起きているのかは、知っておいてほしいのです。この記事では、相続した実家を放置している間にあなたに何が起きるのかを、正直にお伝えします。

相続した実家を放置するとどうなる?リスクと対処法

放置している間も、お金は出ていき続ける

まず、目に見えるコストの話です。

誰も住んでいなくても、不動産を所有している限り固定資産税・都市計画税はかかり続けます。空き家だから安くなる、ということはありません。

さらに、それだけでは済みません。

・火災保険料

・電気・水道の基本料金(管理のために止められないことも)

・草刈り、清掃、通風などの管理費用

・遠方の場合、様子を見に行く交通費

これらが毎年、何もしなくても出ていきます。5年放置すれば5年分。使っていない家のために、静かにお金が減り続けている状態です。

家は、人が住まないほど早く傷む

意外に思われるかもしれませんが、空き家は人が住んでいる家より早く傷みます

換気されないため湿気がこもり、カビや腐食が進みます。水道を使わないと排水管が乾いて悪臭の原因になります。庭は草が伸び、雨樋は詰まり、小動物や害虫が入り込むこともあります。

そして傷んだ家は、売るときの価格に直接響きます。「いつか売ろう」と思っている間に、売れる金額が下がっていく。これが放置の見えにくい損失です。

「特定空家」に指定されると、税金が跳ね上がる

ここは特に知っておいてほしい点です。

住宅が建っている土地には、固定資産税が軽減される特例(住宅用地の特例)があります。ところが、管理が行き届かず倒壊の危険や衛生上の問題があると判断され、「特定空家」等に指定されると、この軽減の対象から外れることがあります

その結果、固定資産税の負担が大きく増える可能性があります。さらに、行政から改善の指導・勧告を受けたり、最終的には行政代執行(強制的な解体)が行われ、その費用を請求されるケースもあります。

「ただ置いておくだけ」のつもりが、負担が膨らむ側に転がっていく——それが放置の怖さです。

大阪市でも空き家対策の取り組みが進められています。大阪市西区・本町エリアでも、相続した実家が空き家のままというご相談は少なくありません。

時間が経つほど、相続人が増えて話がまとまらなくなる

そして、相続特有の問題があります。

名義変更(相続登記)をしないまま放置していると、次の相続が起きて相続人が増えていきます。最初は兄弟3人だったのが、それぞれの配偶者や子へと権利が広がり、気づけば十数人が関係者になっていた——ということが実際に起こります。

そうなると、売るにも全員の同意が必要で、連絡を取ることすら難しくなります。会ったこともない親戚に印鑑をもらいに行く、という事態にもなりかねません。

なお、相続登記は2024年4月から義務化されており、放置には過料のリスクもあります。詳しくは「相続登記をしないとどうなる?2024年の義務化を解説」をご覧ください。

それでも決められないときは、小さな一歩から

とはいえ、「動いた方がいい」と分かっていても決められないのが、実家の問題です。思い出も、家族の事情も絡みます。

だから、いきなり「売る」と決める必要はありません。

・名義が今どうなっているか、確認してみる

・いくらで売れそうか、査定だけ取ってみる

・兄弟に「一度話そう」と声をかけてみる

・固定資産税の通知書を見返して、年間いくら払っているか確認する

現状を知るだけでも、判断の材料が揃います。 特に金額が分かると、家族の話し合いが具体的に進むことが多いです。査定については「相続不動産の査定は無料?相場の調べ方」で解説しています。

大阪市西区でのご相談はクレアクロスへ

私たちは大阪市西区・本町駅から徒歩1分の地元の不動産店です。「何年も放置してしまった」というご相談も、数多くお受けしてきました。相続対応は100件を超えています。

放置してしまったことを責めたりはしません。大切なのは、今この記事を読んでいる時点で、もう動き始めているということです。大阪市西区・本町エリアの相場観をふまえて、まずは現状を一緒に整理しましょう。売ると決める前で構いません。

相続した不動産の売却全体は「大阪市西区の相続不動産・空き家の売却相談ページ」にまとめています。

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【FAQ】

Q. 空き家でも固定資産税はかかりますか?

A. はい。誰も住んでいなくても、所有している限り固定資産税・都市計画税はかかり続けます。

Q. 特定空家に指定されるとどうなりますか?

A. 住宅用地の特例(固定資産税の軽減)の対象から外れることがあり、税負担が増える可能性があります。行政からの指導・勧告を受ける場合もあります。

Q. 何年放置すると問題になりますか?

A. 明確な年数の基準はありませんが、管理状態が悪化すると問題になります。また相続登記は2024年4月から義務化され、取得を知った日から3年以内の申請が必要です。

Q. 兄弟で話がまとまらず、放置しています。

A. よくあるご相談です。まず査定額を共有すると、話し合いが具体的に進むことが多いです。中立の立場でお手伝いします。

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